エニアグラム · タイプ9平和主義者

調和と平穏で人々をつなぐ人

対立をやわらかく解き、さまざまな立場をバランスよく理解するタイプです。温かな安定感を与えますが、自分の意見や欲求を表さないうちに無気力になってしまうことがあります。

核心の動機と恐れ

核心の動機
内的・外的な平和と調和を保とうとする動機
核心の恐れ
対立によって断絶したり、自分を見失ったりするのではという恐れ

タイプ紹介

タイプ9は、どんな場にいてもその場の質をやわらかくする人です。人々のさまざまな立場を自然に理解し、どちらか一方に味方するより、みんなを抱えて共に進もうとします。そばにいる人に、変わらない安定感を与える力があります。

ところが、その流れの根には「自分が意見を出すと争いが起きる」という無意識の恐れが一緒にあることが多いです。だから自分の本当の欲求を眠らせ、人の流れに自分を合わせるうちに、当の自分が何を望んでいるのかよく分からなくなることがあります。決定を先延ばしにし、大切なことを後回しにし、その間にゆっくり無気力になっていくパターンがよく現れます。

強み

  • 調和的で受容的な態度
  • さまざまな立場を統合する視野
  • 変わらない安定感
  • 人を安心させる力

注意したい点

  • 自分の意見を表しにくい
  • 決定を先延ばしにする傾向
  • 受動性と無気力
  • 自分の欲求から遠ざかる流れ

ストレスと安定の姿

安定・健康になるとき — 安定すると、タイプ3「達成者」の姿を借りて、自分が本当に望むものに目を向け、行動へ移す推進力が生まれます。眠っていた自分の色が再びよみがえる流れです。

ストレス状況で — ストレスが深まると、タイプ6「忠実家」の姿へ向かい、いつもと違って心配や疑いが増え、不安にとらわれることがあります。

安定すると、タイプ3「達成者」の姿を借りてきます。眠っていた自分の色が再びよみがえり、本当に望むものに目を向け、それを行動へ移す推進力が生まれます。先延ばしにしていた場から立ち上がり、自分の力を確かめる流れです。

ストレスが深まると、タイプ6「忠実家」の姿へ向かうことがあります。ふだんの安らぎが揺らぎ、心配や疑いがぐっと増え、さまざまな不安な思いにとらわれて、心が落ち着かなくなることがあります。

3成長の方向タイプ3 · 達成者6ストレスの方向タイプ6 · 忠実家

人間関係の中で

そばにいるだけで大きな安定感を与えるパートナーですが、自分の欲求を表さないと相手には伝わりにくいものです。小さな好き嫌いから正直に分かち合うと、関係がずっと生き生きとします。

仕事と環境

調整と和合が必要な領域で輝きます。仲裁、交渉、人事、外交、カウンセリング、チームリーダーシップなど、さまざまな立場の間でバランスをつくる仕事とよく合います。

成長のポイント

自分の意見や欲求を小さくでも表す練習が核心です。「何を食べたい?」という問いに、いつものように「なんでもいい」と答える前に、少し止まって自分の本当の答えを探す小さな訓練が、大きな変化を生みます。また、先延ばしにせず今一つのことを始める経験が、自己効力感を取り戻させてくれます。

両隣のウイング — タイプ8とタイプ1

エニアグラムでは、円の上で隣り合う2つのタイプのどちらかの色が加わると考えます。同じタイプ9でも、8寄りか1寄りかで雰囲気が変わります。

89w8タイプ8 · 挑戦者19w1タイプ1 · 改革者

あなたは何タイプ?

36問に答えると、9タイプのスコアとウイングがすぐにわかります。約6分。

自分のタイプを診断する

エニアグラムの9タイプ

タイプの説明は傾向の解説であり、診断ではありません。同じタイプでも人によって姿は異なります。