チンパンジーテスト — 無料の数字瞬間記憶チャレンジ
- 無料
- 約3分
- 登録不要
- 結果はすぐ
散らばった数字の位置を写真のように覚え、隠れたマスを順番にタップするチンパンジーテストです。約3分、4個から最大15個まで挑戦して自己ベストを確認でき、再検査のたびに推移が保存されます。無料の瞬間記憶セルフチェックです。
検査の構成
- 所要時間
- ~3 分
- 料金
- 無料
チンパンジーテストの1ラウンドの流れ
チンパンジーテストは、横5マス・縦6マス、合計30マスのグリッドで行います。ラウンドが始まると、1から決められた個数までの数字がランダムなマスに散らばって表示され、覚える時間に制限はありません。準備ができたら「1」をタップします。その瞬間、残りの数字はすべて同じ色のタイルで隠されます。そこからは頭の中の配置だけを頼りに、2、3、4…と順番に隠れたマスをタップしていきます。
間違ったマスをタップするとそのラウンドはすぐに終わり、残りの数字がふたたび表示されて、実際にどこにあったのかを確かめられます。約1秒後に次のラウンドが始まり、成功すると数字が1つ増え、ミスすると同じ個数で再挑戦します。数字は4個から始まって最大15個まで増え、ストライクが3回になると終了です。ラウンドごとに数字の位置は新しくシャッフルされるので、前回の配置を覚えておく作戦は通用しません。
最高記録と2つの時間の読み方
結果画面の大きな数字は、最後までクリアできた最も多い数字の個数で、その下にプレイしたラウンド数も表示されます。解説文はこの最高記録によって分かれます。5個以下は位置記憶の基本的な容量の範囲、6〜8個は人の視空間ワーキングメモリがよく分布する良好な範囲、9〜10個は研究のチンパンジー(9個)と同等の水準、11個以上はまれな上位記録として案内されます。これらは傾向を読むための目安であって、能力の等級ではありません。
詳しい結果には、2つの時間がさらに表示されます。「平均暗記時間」は数字が表示された瞬間から「1」をタップするまでの時間で、自分で決めた覚える時間です。「平均タップ間隔」は数字が隠れたあとに続けてタップした間隔(ミリ秒)で、成功したラウンドだけで計算します。短いほど、頭の中の配置をすばやく取り出せたということです。ラウンドごとの記録とストライク数(3回中の何回か)も並ぶので、どの個数でつまずいたかがわかります。
アユムの研究とこのテストの違い
この課題は、京都大学霊長類研究所のInoueとMatsuzawaが2007年にCurrent Biologyで発表したチンパンジーの数字ワーキングメモリ研究(Inoue & Matsuzawa, 2007)をもとに作られています。元の研究の要は「1」をタップすると残りの数字が隠れるマスキングの仕組みで、Soundaryはこの構造をそのまま取り入れつつ、暗記時間には制限を設けていません。そのためこのテストが測るのは、一瞬でどれだけ速く見て取れるかよりも、じゅうぶん見たうえでいくつの位置をひとつの場面として保持できるかに近いものです。
記録は、画面の大きさ、周りの騒音や通知、疲れや睡眠不足によって簡単に上下します。グリッドは画面いっぱいに広がるため、スマートフォンとタブレットのように機器を変えるとマス同士の距離が変わります。比べるときは同じ機器で行いましょう。結果は保存され、もう一度受けたときに前回の記録と比較できます。授業や研究で使いたい場合は、グループリンクでログイン不要・匿名のまま配布することもできます。
よくある質問
なぜ「チンパンジーテスト」と呼ばれるのですか?
2007年に京都大学霊長類研究所の井上と松沢が発表した有名な研究に由来します。「アユム」という若いチンパンジーが、一瞬表示されて隠された数字の位置を大学生より速く正確に思い出し、世界を驚かせました。本検査はその実験を模しており、数字の配置を丸ごと覚えてから隠れたマスを1から順にタップし、瞬間的な視空間ワーキングメモリを測ります。
スコアはどう決まり、どう解釈すればよいですか?
数字4個から始まり、成功するたびに1個ずつ増えて最大15個まで挑戦します。覚える時間に制限はありませんが、「1」をタップした瞬間に残りの数字はすべて隠れます。ミスするとストライクを1つ失い同じ個数で再挑戦、ストライク3つで終了です。最後までクリアできた最高個数がスコアになります。絶対的な基準より、同じ条件で繰り返した自己記録の変化を見るのが最も有用です。
練習すればチンパンジー並みにできますか?
練習効果は確かにあります。数字を一つずつ覚えるのではなく、配置をかたまりや図形として一枚の絵のように取り込む戦略に慣れると、スコアは目に見えて上がります。ただし、アユムが見せた一瞬でのほぼ完璧な符号化は若いチンパンジー特有の能力で、人間は訓練しても追いつきにくいというのが元研究の興味深い結論でした。チンパンジーに負けても普通のことなので、自己ベスト更新を目標にしましょう。
どのくらいの頻度で再検査し、推移機能はどう役立ちますか?
1〜2週間おきが目安です。頻繁すぎると配置のまとめ方に慣れる練習効果が混ざり、本当の記憶力の変化と区別しにくくなります。結果は保存され、再検査のたびに過去の記録との変化が表示されるので、同じ時間帯・同じ端末で測った自己ベストの推移を見れば、集中が冴えている時期と乱れている時期を見分けられます。
出典
本課題は次の研究のパラダイムに基づきます — Inoue, S., & Matsuzawa, T. (2007). Working memory of numerals in chimpanzees. Current Biology, 17(23), R1004–R1005. 本検査は公開された学術パラダイムに基づく Soundary 独自実装であり、特定の商用検査製品やその検査用紙ではありません。
あわせて受けたい検査
本検査はセルフチェック(スクリーニング)であり、医学的診断ではありません。結果が気になる場合は精神科の専門医にご相談ください。
