自己順序付け探索テスト — トークン探しで測る無料のワーキングメモリ・戦略検査

無料の自己順序付け探索テストです。4・6・8個の箱に一つずつ隠されたトークンを探し、すでにトークンが出た箱は開けないようにします。3レベル・3〜5分ほどで、記憶エラーの回数と探索戦略スコアから計画的なワーキングメモリをチェックできます。診断ではなく自己チェック用です。

検査の構成

所要時間
~4
料金
無料

何を測定するのか

自己順序付け探索は、自分で順番を決めて探しながら「どこをすでに確認したか」を常に更新し続ける課題です。画面に4・6・8個の箱が並び、そのどこかにトークンが1つ隠れています。箱をタップして開けていき、トークンを見つけると次のトークンは別の箱に隠され、すでにトークンが出た箱には二度と隠されません。箱の数と同じ数のトークンをすべて見つけるとレベルが終わります。

1982年にPetridesとMilnerが提案した自己順序付け課題に沿ったもので、前頭葉機能と密接なワーキングメモリの「更新」と「計画」を見ます。単に位置を覚えるのとは異なり、自分の行動の結果を記憶に反映して次の行動を組み立てる必要があるため、実行機能の検査としても広く使われています。

スコアの読み方

代表スコアは最も難しい8箱レベルでの記憶エラー回数です。記憶エラーとは、すでにトークンが出た箱をもう一度開けることで、少ないほど良い結果です。8箱で0回なら完璧、2回以下なら少なめ、6回以下なら一般的な範囲、7回以上なら多めと案内します。同じ探索の中で開けたばかりの空の箱を再び開けた「反復エラー」は別に数え、二つの合計が総エラーとして表示されます。

戦略スコアは、6箱と8箱のレベルで各探索をどの箱から始めたかを数え、異なる開始箱の数を合計した値です。範囲は2から14で、低いほど常に同じ場所から始める体系的な戦略を使ったことになります。5以下なら体系的、9以下なら部分的に体系的、10以上なら一貫した戦略がない傾向と読みます。

結果に影響するものと活用法

疲労、睡眠不足、焦りは「とりあえず押してみる」行動を増やし、記憶エラーと反復エラーを同時に増やしやすくします。実行機能課題のため練習効果が大きく、初めての人はルール理解に試行錯誤があり、2回目からは戦略を使うようになってエラーが目立って減ることが多いです。そのため、最初の結果より2〜3回目以降の流れのほうが安定した基準になります。

数週間おきに繰り返すと、8箱の記憶エラーと戦略スコアの推移を見ることができます。体調が良くルールにも慣れたあとでも8箱の記憶エラーが繰り返し7回以上出て、日常でやるべきことを抜かしたり同じ場所を何度も確認したりすることが多いなら、注意・実行機能の専門的な評価を検討してください。診断ツールではなく自己チェック用のテストです。

よくある質問

記憶エラーと反復エラーは何が違うのですか?

記憶エラーは、すでにトークンが出た箱をもう一度開けることで、「そこで見つけた」という事実をワーキングメモリに保てなかった場合です。反復エラーは、今進めている一回の探索の中で、すでに開けた空の箱を再び開けることです。代表スコアは8箱レベルの記憶エラー回数で、二つを合計した総エラーも一緒に表示されます。

戦略スコアは低いほうが良いのですか?

はい、低いほど体系的です。6箱・8箱レベルで各探索を始めた箱が何種類あったかを合計した値で、2から14の範囲です。いつも同じ箱から出発して決まった順に見ていけばスコアは低くなり、記憶の負担も減ります。5以下なら体系的、6〜9なら部分的、10以上なら一貫した戦略がない傾向と案内します。

8箱で記憶エラーが何回なら普通ですか?

0回なら完璧、1〜2回なら少なめ、3〜6回なら一般的な範囲、7回以上なら多めと案内します。初めての人はルールに慣れるまでエラーが出やすく、2回目からは戦略ができて大きく減ることが多いです。そのため一回の結果より、2〜3回目以降の流れを基準にするのがよいでしょう。

エラーが多いとADHDや記憶力の問題ですか?

このテストだけでは判断できません。自己順序付け探索はワーキングメモリと計画能力を自分で点検する参考用の課題で、疲労や焦り、ルールへの不慣れだけでもエラーは増えます。体調が良くルールにも慣れたあとでも8箱の記憶エラーが繰り返し7回以上あり、日常で実行機能の不便も感じるなら、専門家による評価を受けることをおすすめします。

出典

本課題は次の研究のパラダイムに基づきます — Petrides, M., & Milner, B. (1982). Deficits on subject-ordered tasks after frontal- and temporal-lobe lesions in man. Neuropsychologia, 20(3), 249–262. 本検査は公開された学術パラダイムに基づく Soundary 独自実装であり、特定の商用検査製品やその検査用紙ではありません。

あわせて受けたい検査

本検査はセルフチェック(スクリーニング)であり、医学的診断ではありません。結果が気になる場合は精神科の専門医にご相談ください。

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