アイオワギャンブリング課題(IGT)無料オンライン — 意思決定・報酬学習テスト
アイオワギャンブリング課題(IGT)の原理を参考にした無料オンライン意思決定テスト。4つのカードデッキから100回選び、どのデッキが長期的に有利かを経験から学べるかを見ます。後半40回の有利な選択率、最終資金、デッキ別選択数を確認できます。Soundary 独自実装のセルフチェック用です。
無料 · 結果はすぐ確認できます
検査の構成
- 所要時間
- ~3 分
- 料金
- 無料
何を測るのか
カードデッキ選択課題は、4つのカードデッキから1つを選んでカードをめくることを100回繰り返す検査です。仮想資金2,000から始まり、カードごとに報酬が与えられ、ときどき罰金も一緒に出ます。どのデッキが有利かは教えられないため、数回の経験を通して大きな報酬の裏に隠れた大きな損失に気づき、長期的に得になるほうへ選択を移していけるかが核心です。これはルールを計算して解く問題ではなく、報酬と損失を身をもって経験しながら学ぶ経験ベースの意思決定です。
原型のアイオワギャンブリング課題は、Bechara と Damasio らが1994年に前頭前野損傷患者が将来の結果に鈍感になる現象を再現するために作った課題で、その後、衝動性・依存・リスクテイキングの研究で広く使われてきました。Soundary の検査はその構造を参考にした独自のウェブ実装で、市販の IGT プログラムやその規準・T得点は使用していません。
デッキの構成は次のとおりです。A と B はカードごとに100を与えますが、10枚ごとの罰金合計が1,250なので10枚あたり250の損です。A は150・300・250・350・200のような頻繁で小さめの罰金、B は1,250の大きな罰金が1回出ます。C と D はカードごとに50を与え、10枚ごとの罰金合計が250なので10枚あたり250の得です。C は25・50・75のような小さな罰金が頻繁に、D は250の罰金が1回出ます。罰金が出る順序は10枚のブロックごとにランダムに混ぜられます。所要時間は3分前後です。
スコアの読み方
代表結果は後半の有利な選択率です。100回のうち最後の40回の選択で C または D を選んだ割合(%)で、序盤の探索が終わった後に実際に有利なほうへ移ったかを見ます。その下には最終資金と開始資金2,000に対する純損益が表示されます。40%未満は探索継続型、40〜59%は学習転換中、60〜79%は有利戦略学習型、80%以上は明確な利得戦略型と案内します。
詳細結果では100回全体で C・D を選んだ割合と、A・B・C・D をそれぞれ何回選んだかを見られます。全体の割合より後半40回の割合が高ければ経験から学んだということで、両方が同じように低ければ損失の信号をまだ反映していないということです。デッキ別選択数で B や D のように罰金がまれに出るデッキをとくに好んでいたなら、損失の大きさより頻度に強く反応する傾向がうかがえます。
結果画面の他の利用者との相対位置ゲージは Soundary 利用者データに基づく参考用の推定値であり、大規模な標準化サンプルで作った規準ではありません。上の4段階の区間も Soundary が定めた参考境界です。罰金の順序が毎回混ぜられるため、運悪く序盤に大きな罰金が集中すると学習が遅れることがあり、一度の結果で傾向を断定しないのがよいでしょう。
結果に影響するものと活用法
この課題はデッキの構造を知らない状態で学ぶことが核心なので、一度やるとどのデッキが有利か覚えてしまい、2回目からは学習指標としての意味が薄れます。再検査は数か月以上間隔をあけるのがよいでしょう。その日の気分やストレス、睡眠、飲酒も損失への感度を変え、仮想資金なので実際のお金ほど慎重でない態度で臨むと結果が変わります。実験室研究でも健康な成人のかなりの割合が100回以内に明確な学習を示さないなど、個人差が大きいです。
結果は正しいか間違いかではなく、今の選択習慣を映す鏡として見てください。後半も A・B にとどまっていたなら、大きな報酬が目の前にあるとき累積損失を計算するより目先の利得に引かれる傾向を、序盤から C・D に移ったなら損失の信号を素早く反映する傾向を示唆します。遅延報酬を待つ検査と並べて見ると、将来価値をどれだけ割り引くかと損失学習を一緒に描くことができ、衝動性関連の自己評価尺度と合わせて読むと日常の消費・投資習慣を振り返るのに役立ちます。
この検査はセルフチェック用であり、衝動性や依存、前頭葉機能に関するいかなる診断も下しません。結果にかかわらず、ギャンブル・買い物・投資で損失をわかっていながら止められない、あるいは衝動的な決定で生活に繰り返し困難が生じているなら、精神科医への相談をおすすめします。
よくある質問
アイオワギャンブリング課題(IGT)と同じ検査ですか?
原課題の構造(4デッキ、100回選択、仮想資金2,000、10枚あたり純損益−250・+250)を参考に Soundary が独自実装したウェブ検査です。市販の IGT プログラムとその規準・T得点は使用せず、結果画面の他の利用者との比較ゲージも Soundary 利用者データに基づく参考用の推定値です。臨床評価の代わりにはならないセルフチェックです。
後半の有利な選択率はどう計算しますか?
100回の選択のうち最後の40回で C または D デッキを選んだ回数を40で割った割合です。たとえば後半40回のうち28回を C・D から選んだなら70%です。序盤はどのデッキも押してみる探索区間なので除外し、経験が積まれた後の選択だけを見ます。40%未満・40〜59%・60〜79%・80%以上の4区間で解説が分かれます。
お金を失って終わったのですが問題がありますか?
いいえ。罰金の順序がランダムなので、序盤に大きな罰金が集中すると後で有利なデッキに移っても最終資金がマイナスになることがあり、健康な成人でも100回以内に明確な学習を示さない場合は少なくありません。最終資金より、後半40回の C・D 率が全体の割合より高くなったかを見るほうが意味があります。一度の結果で傾向を断定しないでください。
もう一度やると結果は変わりますか?
はい、大きく変わります。一度やるとどのデッキが有利かすでに知っているため、2回目からは経験から学ぶ力ではなく記憶を測ることになります。そのため初回の結果が最も意味があり、再検査は数か月以上間隔をあけるのがよいでしょう。罰金の順序は毎回混ぜられるので、同じ戦略でも最終資金は多少変わることがあります。
出典
本課題は次の研究のパラダイムに基づきます — Bechara, A., Damasio, A. R., Damasio, H., & Anderson, S. W. (1994). Insensitivity to future consequences following damage to human prefrontal cortex. Cognition, 50(1–3), 7–15. · Bechara, A., Damasio, H., Tranel, D., & Damasio, A. R. (1997). Deciding advantageously before knowing the advantageous strategy. Science, 275(5304), 1293–1295. 本検査は公開された学術パラダイムに基づく Soundary 独自実装であり、特定の商用検査製品やその検査用紙ではありません。
あわせて受けたい検査
本検査はセルフチェック(スクリーニング)であり、医学的診断ではありません。結果が気になる場合は精神科の専門医にご相談ください。
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