隠れたルール探し — ルール推論・認知的柔軟性の無料テスト

隠れたルール探しで、ルール推論力と認知的柔軟性を確かめましょう。カードを4つの基準の山のどれかに分類すると正解・不正解だけが伝えられ、8回連続正解でルールがこっそり変わります。最大6ルール・96枚、約4分、無料のセルフチェックです。

検査の構成

所要時間
~4
料金
無料

何を測るのか

この検査は、何の説明もなく正解・不正解のフィードバックだけで隠れたルールを見つけ出し、ルールが変わったら以前の習慣を捨てて新しいルールに乗り換える力を見ます。画面上部には紫の四角1個、水色の六角形2個、オレンジのひし形3個、ピンクの半月4個という4つの基準の山があり、下に出るカードを色・形・数のどの基準でも選んで置くと、すぐに正解かどうかが伝えられます。

ルールは色・形・数の3つのうち1つで、8回連続で正解すると何の予告もなく別のルールに変わります。そのときから今まで正しかったやり方が間違い始め、この瞬間にどれだけ早く気づいて戦略を変えられるかが核心です。この方式はGrantとBerg(1948)が提案したカード分類パラダイムに由来します。

Soundary版は特定の市販検査用具ではなく、公開されたパラダイムをもとに独自に制作したもので、刺激も元の検査とは異なる色と図形を使っています。3つのルールが96枚の中で最大6回循環するよう設計されており、結果を市販検査の規準表と直接比較することはできません。

スコアの読み方

結果の代表指標は完了したルール数で、8回連続正解を達成したルールがいくつあるか(最大6)を示します。6つすべて完了ならルール切り替えが非常にスムーズ、3〜5つはルールを見つけて変える力がおおむね安定した範囲、3つ未満ならルール切り替えに困難があった可能性として案内します。カード総数が12枚未満なら解釈しません。

ルール維持の失敗は、3回以上連続で正解したのに8回に達する前に間違えた回数です。ルールを見つけた後に集中が揺れたり、ルールを忘れたりするケースを捉えます。あわせて表示される保続傾向は、ルールが変わった後も前のルール通りに置き続けた割合で、10%未満なら低い、20%未満なら中程度、20%以上なら高めと区分します。

そのほか正答率(%)、使用したカード数、ルールあたり平均所要カード数、平均反応速度が表示され、保存されるスコアは正答率です。ルールが変わった直後に数枚間違えるのはルールを知る手立てがないので当然で、このエラーは能力不足ではありません。初回はルールが3種類あることを知らずに始めるため、2回目以降は練習効果でスコアが上がりやすいです。

結果に影響するものと活用法

この課題は反応速度よりも戦略と注意の維持が決定的なので、疲労・睡眠不足・気の散る環境ではルール維持の失敗が増えます。一度でもルールが3種類あることを知ると結果が変わるため、練習効果は他の認知課題より大きいです。色の区別が難しい方は色ルールで不利になる可能性があり、その場合は形・数のルールを中心に結果を読んでください。

ルール切り替え能力は児童期に発達し、老年期に少しずつ弱まる傾向があります。保続傾向が高く出たら、まず最近のストレスや睡眠状態を振り返り、1か月ほど後にもう一度試してみてください。再検査の間隔は練習効果を考慮して4週間以上をおすすめします。

この検査はセルフチェック用で診断ツールではありません。ただ、体調のよい日でも完了したルールが繰り返し3つ未満だったり、保続傾向がずっと20%以上で、日常でやり方を変えることが特に難しいと感じるなら、精神科や神経心理評価で実行機能を専門家と一緒に見てもらうことを検討してください。

よくある質問

ルールが変わったことはどうやって分かりますか?

知らされません。8回連続で正解するとルールが色・形・数のうち別のものに静かに変わり、その後は今まで正しかったやり方が不正解のフィードバックを受け始めます。不正解が出たらすぐ別の基準に変えて試すのが方法です。ルールが変わった直後に数枚間違えるのは誰もが経験する過程で、減点要素ではなく切り替え速度を見る材料です。

完了したルールがいくつなら大丈夫ですか?

結果画面では最大6つのうち6つすべて完了ならルール切り替えが非常にスムーズ、3〜5つはおおむね安定した範囲、3つ未満は切り替えに困難があった可能性と案内します。カードが96枚に制限されているため、1つのルールを見つけるのに長くかかると後のルールまで進めないこともあります。初回はルールが3種類あると知らない状態なので低く出ることがあり、1か月ほど後の再検査結果と一緒に見てください。

保続傾向とルール維持の失敗はどう違いますか?

保続傾向は、ルールが変わった後も前のルール通りに置き続けた割合で、古いやり方を手放せない硬さを見ます(10%未満は低い、20%未満は中程度、20%以上は高い)。ルール維持の失敗は逆に、3回以上連続で正解した後8回に達する前に間違えた回数で、見つけたルールを最後まで保てなかった集中の揺れを見ます。一方は柔軟性、もう一方は維持力の指標です。

ウィスコンシンカード分類検査(WCST)と同じものですか?

いいえ。この検査はGrantとBerg(1948)が提案したカード分類パラダイムの論理をもとにSoundaryが独自に制作したもので、市販のWCST検査用具やその規準は使っていません。刺激の色と図形も異なり、8回連続の基準・最大6ルール・96枚という構成も独自設計です。そのため結果を臨床用WCSTのスコアと直接比較することはできず、いかなる疾患も診断しないセルフチェック用です。

出典

本課題は次の研究のパラダイムに基づきます — Grant, D. A., & Berg, E. A. (1948). A behavioral analysis of degree of reinforcement and ease of shifting to new responses in a Weigl-type card-sorting problem. Journal of Experimental Psychology, 38(4), 404–411. 本検査は公開された学術パラダイムに基づく Soundary 独自実装であり、特定の商用検査製品やその検査用紙ではありません。

あわせて受けたい検査

本検査はセルフチェック(スクリーニング)であり、医学的診断ではありません。結果が気になる場合は精神科の専門医にご相談ください。

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