処理速度検査 — 90秒の符号課題(DSST型)無料テスト
符号課題(DSST型)形式の無料の処理速度検査です。画面上の9つの記号と数字の対応表を見ながら、90秒間で記号をできるだけ多く数字に変換します。終了後は対応表なしで記号のペアを思い出すサプライズ記憶問題が続きます。2〜3分ほどで処理速度・持続力・偶発学習をチェックできます。診断ではなく自己チェック用です。
検査の構成
- 所要時間
- ~3 分
- 料金
- 無料
何を測定するのか
処理速度とは、単純だが新しいルールをどれだけ速く正確に繰り返し実行できるかという認知機能です。このテストでは画面上部に9つの記号と数字1〜9を対応させた表が常に表示され、下に記号が一つずつ現れたら表を見て該当する数字を押します。制限時間は90秒で、その間に正確に変換した数が代表スコアです。記号は毎回16個のプールから新しく選ばれるので、覚えておく利点はありません。
この形式はウェクスラー知能検査の符号問題やDSSTのような数字記号置換系の課題と同じ原理に沿っていますが、Soundaryが画面用に独自に実装した課題です。処理速度は加齢による認知変化を最も敏感に示す指標の一つとして知られ、抑うつ・疲労・睡眠不足などで脳全体の効率が落ちたときに最初に遅くなる機能でもあります。テスト後には対応表なしで各記号のペアだった数字を思い出す9問のサプライズ記憶段階が続き、意図しなくても学習が起きたか(偶発学習)を合わせて見ます。
スコアの読み方
代表スコアは90秒間に正しく変換した数(個)です。45個以上なら速め、30個以下なら遅めと分け、その間は普通の範囲と見ます。サプライズ記憶は9個のうちいくつ当てたかで表示され、無作為に選んだ場合の期待値は約11%なので、3個以上なら偶然を超えた学習があったと考えられます。6個以上なら記憶が良いほう、3個以下なら表に頼ったほうと案内します。
詳細結果には、正答率(正解/総回答)、正解した回答の平均反応時間、前半45秒と後半45秒の正解数を比べた持続力、試行を3等分して見た反応時間の学習曲線が表示されます。最初の区間と最後の区間の反応時間の差が150ms以上なら明確な学習、0より大きければ緩やかな学習、それ以下なら平坦な曲線と読みます。同じ記号が2回続けて出ることはなく、連続入力の間には短い間隔があるため、やみくもに速く叩いてもスコアは上がりません。
結果に影響するものと活用法
速度検査なので入力端末の影響を最も受けます。小さな画面ではミスタップが増え、マウスはタッチより遅くなることがあるため、推移を見るときは同じ端末・同じ姿勢を保ってください。睡眠不足、疲労、夜遅い時間は個数を目立って減らし、カフェインは少し増やすことがあります。処理速度は20代以降、加齢とともに緩やかに低下する代表的な機能なので、自分の年代の流れの中で見るのが適切です。
記号が毎回変わるため暗記の効果は小さいものの、表を見渡すコツがつかめて2〜3回目には個数が増える練習効果があります。数週間おきに繰り返しながら、個数と持続力の流れを見てください。体調が良い日でも繰り返し30個以下にとどまる、以前よりはっきり低下した状態が数週間以上続く、日常で物事の処理が遅くなったと感じるといった場合は、気分や集中力のチェックも合わせて行い、必要なら専門家による評価を検討してください。このテストは診断ツールではなく自己チェック用です。
よくある質問
90秒で何個正解すれば良いのですか?
このテストでは90秒間に45個以上正解すれば速め、30個以下なら遅め、その間を普通の範囲と案内します。ただし入力端末や画面サイズによって個数は大きく変わることがあり、2〜3回目には表を見渡すコツがつかめて増える練習効果もあります。一回の個数より、同じ端末で繰り返した流れを見るほうが正確です。
サプライズ記憶問題はなぜ出るのですか?
テストが終わると、対応表なしで9つの記号それぞれのペアだった数字を思い出す問題が続きます。覚えるように言われていなくても、繰り返すうちに自然に学習が起きたか(偶発学習)を見る段階です。当て推量の期待値は約11%(9個中1個)なので、3個以上なら偶然を超えた学習、6個以上なら記憶が良いほう、3個以下なら表に頼ったほうと案内します。
ウェクスラー知能検査の符号問題と同じ検査ですか?
同じ系統の原理に沿っていますが、同じ検査ではありません。符号問題やDSSTのように記号と数字を置き換える方式を、Soundaryがタッチ画面用に独自に実装したもので、90秒の制限・9つの記号の表・サプライズ記憶段階はこのアプリ独自の構成です。標準化された基準とともに実施される知能検査の下位検査と、スコアを直接比較することはできません。
処理速度が遅いと何か問題があるのですか?
処理速度は睡眠不足、疲労、落ち込んだ気分、薬、年齢などさまざまな要因で簡単に遅くなる指標なので、一回の結果で特定の問題を言うことはできません。このテストは診断ツールではなく自己チェックです。体調が良い日でも繰り返し30個以下で、日常で物事の処理が遅くなったと感じるなら、気分のチェックも合わせて行い、専門家への相談を検討してください。
出典
本課題は次の研究のパラダイムに基づきます — Salthouse, T. A. (1996). The processing-speed theory of adult age differences in cognition. Psychological Review, 103(3), 403–428. 本検査は公開された学術パラダイムに基づく Soundary 独自実装であり、特定の商用検査製品やその検査用紙ではありません。
あわせて受けたい検査
本検査はセルフチェック(スクリーニング)であり、医学的診断ではありません。結果が気になる場合は精神科の専門医にご相談ください。
Soundary