視覚探索テスト — 特徴・結合探索の効率を測る無料検査(ms/個)

無料の視覚探索テスト。4・8・16個の文字の中から赤いTを見つけてタップする特徴探索と結合探索の2ブロック(各36試行)で、妨害刺激1個あたりに伸びる探索時間(ms/個)を測ります。視覚的注意の効率のセルフチェックで、診断ではありません。

検査の構成

所要時間
~3
料金
無料

何を測るのか

視覚探索課題は、1980年の Treisman と Gelade の特徴統合理論を支えた古典的パラダイムです。標的が色一つで区別できれば妨害刺激がいくら多くても飛び出すようにすぐ見えますが(特徴探索)、色と形を併せて見なければ区別できない場合(結合探索)は項目を一つずつ走査する必要があり、個数の分だけ時間が延びます。この検査はその差で視覚的注意の効率を測ります。

赤いTは常に画面のどこかに1つあり、見つけたらすぐ指でタップします。最初のブロック(特徴探索)では青いTの中から、2つ目のブロック(結合探索)では赤いLと青いTが混ざった中から探します。各ブロックは練習4試行の後、4個・8個・16個の3種類の個数を12回ずつ合計36試行行い、1試行の制限時間は10秒です。

項目数に応じて探索時間がどれだけ延びるか(傾き)は、注意を一か所ずつ移しながら確認する速さを意味するため、単純な反応速度とは区別される視覚的注意の効率指標として使われます。

スコアの読み方

中心指標は探索の傾き(ms/個)です。4・8・16個の条件の反応時間に最小二乗直線を当て、項目が1つ増えるごとに何ミリ秒余分にかかるかを求めます。特徴探索では傾きの絶対値が10ms/個未満なら標的が飛び出して見える正常なポップアウトと案内し、結合探索の傾きは15未満を非常に低い、40未満を一般的、80未満を高い、80以上を非常に高いに分けます。

傾きの横に表示される切片は項目数と無関係な基礎反応速度で、正確度は最初のタップが赤いTだった割合です。誤タップと10秒超過の回数も併せて表示します。総合スコアは、結合探索の傾きを80ms/個を0点として換算した値に70%、正確度に30%の重みを付けた0〜100点です。

タップ方式のため指が標的まで動く時間が反応時間に含まれ、画面サイズによって項目間の距離も変わります。そのため他人と比べるより、同じ端末で繰り返し測った傾きの推移を見る方が意味があり、最初の1〜2回は練習効果で速くなるのが普通です。

結果に影響するものと活用法

結合探索の傾きは疲労と睡眠不足に敏感で、寝付けなかった日は項目あたりの時間が目立って延びます。カフェインは基礎速度を速めますが急いで誤タップするミスを増やすことがあり、年齢が上がると傾きが緩やかに大きくなるのは自然な変化です。視力や色の区別の難しさ、暗い画面、小さな文字も結果に影響します。

Soundary は結果を保存し、前回の検査からの変化を表示します。1〜2週間おきに同じ端末・似た明るさ・似た時間帯で繰り返し、結合探索の傾きの推移を見れば、コンディションによる揺れと一貫した変化を区別できます。この検査はセルフチェック用で、診断ツールではありません。

十分に休み慣れた後も結合探索の傾きが非常に高いままだったり、誤タップや時間超過が繰り返されたりし、日常生活で物を探す・画面で情報を探すことが目立って遅くなったなら、眼科の検診とともに専門家に認知機能の評価を相談することをおすすめします。

よくある質問

特徴探索と結合探索は何が違いますか?

特徴探索は青いTの中から赤いTを探すように色一つで区別できるため、妨害刺激が多くてもすぐ飛び出して見えます。結合探索は赤いLと青いTの中から赤いTを探すように色と形を併せて見る必要があるため、項目を一つずつ走査することになり、個数が増えるほど時間が延びます。各ブロックは36試行です。

探索の傾き(ms/個)はどう読みますか?

項目が1つ増えるごとに探索時間が何ミリ秒余分にかかるかを意味し、4・8・16個の条件の反応時間に直線を当てて計算します。特徴探索は絶対値10ms/個未満なら正常なポップアウト、結合探索は15未満を非常に低い、40未満を一般的、80未満を高い、80以上を非常に高いと案内します。低いほど効率的な探索です。

傾きが高いと注意力に問題があるのですか?

そう断定することはできません。この検査はセルフチェック用の参考資料で、診断ツールではありません。睡眠不足、疲労、小さな画面や文字、視力や色の区別の難しさ、指の移動距離だけでも傾きは大きく変わります。よく休んでやり直しても非常に高いままで、日常生活で探すことが目立って遅くなったなら、専門家への相談を検討してください。

検査はどのくらいかかり、どう活用すればよいですか?

2ブロック合わせて練習8試行と本検査72試行で、約3〜4分かかります。最初の1〜2回は練習効果で速くなるので、1〜2週間おきに同じ端末・似た明るさと時間帯で繰り返し、結合探索の傾きの推移を見ることをおすすめします。結果は保存され、前回の検査からの変化も併せて表示されます。

出典

本課題は次の研究のパラダイムに基づきます — Treisman, A. M., & Gelade, G. (1980). A feature-integration theory of attention. Cognitive Psychology, 12(1), 97–136. 本検査は公開された学術パラダイムに基づく Soundary 独自実装であり、特定の商用検査製品やその検査用紙ではありません。

あわせて受けたい検査

本検査はセルフチェック(スクリーニング)であり、医学的診断ではありません。結果が気になる場合は精神科の専門医にご相談ください。

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