メンタルロード診断 — 見えない家事の負担を無料20問でチェック

家庭を回す頭の中の仕事、誰が抱えていますか?先回りして気づく、調べて決める、確認してフォローする、心を配る、休んでいてもオンのままの5つの領域で、あなたのメンタルロードを20問・約3分で無料チェック。分け合うためのヒントも受け取れます。

検査の構成

設問数
20
所要時間
~3
料金
無料
測定次元
5

メンタルロードとは

メンタルロード(フランス語でcharge mentale)は、フランスの社会学者モニク・エコー(Monique Haicault)が1984年に初めて使った言葉で、体は職場にいても、頭では家のことを気にかけ続けなければならない状態を指します。2017年にフランスの漫画家エマ(Emma)の漫画が広く拡散されたことで、世界的に知られるようになりました。日本でいう「名もなき家事」や「見えない家事」とも重なる考え方です。

アメリカの社会学者アリソン・ダミンガー(Allison Daminger, 2019)は、家事にともなう認知的な労働を、必要を予測する、選択肢を調べる、決める、進み具合を確認する、の4段階に分けました。そして男女のカップルでは女性のほうがこの認知労働を多く担い、特にいちばん目に見えにくい部分を引き受ける傾向があると報告しています。ディーン(Dean)ら(2022)はこれに、家族の気持ちや必要に気を配る感情労働を加え、この負担が見えにくく、境界がなく、終わりがないことを指摘しました。

この診断で見る5つの領域

Soundaryのメンタルロード診断は、これらの研究の考え方をもとに独自に作成した20問です。先回りして気づく、調べて決める、確認してフォローする、心を配る、休んでいてもオンのままの5つの領域を4問ずつ見ます。各領域の1問は逆向きの文になっていて、何にでも「そう思う」と答えてしまう傾向をふるい分けます。

結果は、領域ごとの点数(0〜100)と全体の平均から、軽め・ふつう・重めの3段階で示されます。この区分は人口全体の基準値ではなく、話し合いに役立てるための目安です。一緒に暮らす人とそれぞれ診断を受け、領域ごとの点数を並べてみると、誰がどんな見えない仕事を抱えているかを話しやすくなります。

負担を分け合う方法

まず、頭の中にある気にかけていることを、すべて紙に書き出してみましょう。見えなかった仕事が見えるようになるだけで、話し合いは変わります。そのうえで、作業を1つずつ頼むよりも、1つの領域(たとえば子どもの通院、日用品、年末年始の準備)を、気づくところから決めること、確認することまで丸ごと任せるほうが効果的です。

この診断は、家庭での役割分担をふり返るための参考ツールで、医学的な診断ではありません。疲れた感じが数週間以上続いたり、睡眠や気分が崩れたりしているなら、コペンハーゲン・バーンアウト評価尺度(CBI)やプレッシャー体感チェック(SPC-12)もあわせて受け、必要なら専門家に相談してください。

受け方

各項目に「まったく違う」から「非常にそう思う」までの5段階で答えます。正解はなく、最初に浮かんだ感覚で答えるほど実際の傾向に近い結果になります。終了後は次元別スコア・代表タイプ・解釈とアドバイスが得られます。

こんな設問が出ます

  1. 1. 来週必要な買い物や予定、準備するものを最初に思い浮かべるのは、たいてい私だ。
  2. 2. どこで買うか、何を選ぶかを調べるのは、ほとんど私の役目だ。
  3. 3. 誰かに任せたことでも、ちゃんとできたかどうか結局は私が確認している。
  4. 4. ほかの人の必要なことに気を配る役割が、特に私に偏っているわけではない。

よくある質問

一人暮らしでも受けられますか?

受けることはできますが、この診断は、家族や一緒に暮らす人と見えない仕事をどう分け合っているかを見るために作られています。一人暮らしなら、親やほかの家族を気にかけていることを思い浮かべて答えるか、結果を自分の頭の中にある負担の大きさとして読んでください。

メンタルロードは女性だけの問題ですか?

いいえ。誰でもこの負担を抱えることがあり、この診断も性別に関係なく使えます。ただ研究では、男女のカップルで女性のほうが認知労働を多く担う傾向が報告されています。大切なのは誰が悪いかを決めることではなく、見えない仕事を見えるようにすることです。

パートナーと結果を比べてもいいですか?

はい、いちばんおすすめの使い方です。それぞれ診断を受けてから5つの領域の点数を並べ、お互いの点数が予想とどう違うかを話してみてください。責め合うためではなく、相手が知らなかった仕事に気づくきっかけとして使うとよいでしょう。

点数が高いとバーンアウトですか?

いいえ。この診断は負担の大きさと形を見るもので、バーンアウトを診断するものではありません。ただ、負担が長く積み重なると消耗につながることがあるので、疲れた感じが長く続くなら、コペンハーゲン・バーンアウト評価尺度(CBI)やプレッシャー体感チェックでもあわせて確かめてみてください。

出典

Haicault, M. (1984). La gestion ordinaire de la vie en deux. Sociologie du travail, 26(3), 268–277. · Daminger, A. (2019). The cognitive dimension of household labor. American Sociological Review, 84(4), 609–633. · Dean, L., Churchill, B., & Ruppanner, L. (2022). The mental load: Building a deeper theoretical understanding of how cognitive and emotional labor overload women and mothers. Community, Work & Family, 25(1), 13–29. 本検査の設問は、公開された理論モデルと学術文献に基づき Soundary が独自に作成したものであり、特定の商用検査やその翻訳版ではありません。

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